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異物感、つまり目に何かが入っていると感じたことはありませんか。この時、実際に入っている場合と、そうでない場合があります。
上まぶたの裏側に小さなゴミなどの異物が入っていると、まばたきをするたびに黒目(角膜)にキズがつくことがあります。これを「結膜異物」といい、上まぶたを裏返して異物を取り除かない限り、症状はおさまりません。
一方、「角膜異物」は、角膜に直接異物が張り付くか刺さっている状態で、その多くは小さな鉄片。工場などでの作業中に角膜に飛入すると、1~2日で充血と目の異物感が強まり、鉄片からサビが角膜につき始めます。すみやかに鉄片を取り除き、サビもできる限り除去するようにします。
角膜にざらつきやキズが生じていると目がゴロゴロします。よく知られているのがドライアイによるもの。目の表面が乾燥することによって、角膜にキズがつきやすくなります。また、ヘルペスウイルスなどによる角膜感染症でも異物感を自覚します。顔面神経麻痺などで目が閉じにくくなった時や、様々な種類の目薬自体のアレルギーによる場合、一部の抗がん剤の全身治療などでも角膜にキズが生じることがあります。
高齢者に多い「さかまつげ」でもゴロゴロします。これは、まつ毛が目の表面をこすることが原因。その多くはまつ毛を抜けば楽になります。しかし、まつ毛はまた生えてきます。歳をとっても生えてくるとは不思議ですが、根気よく抜いていく必要があります。
さらに「さかまつげ」ではなく、まぶたそのものが内側を向いてしまい、まつ毛が目の表面をこすることもあります。これが「眼瞼内反症」。症状が強い場合には手術により治療を行うこともあります。