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眼瞼下垂とは「まぶたが下がってきた」「目が開けにくい」「上の方が見えにくい」と感じることはありませんか?
また、目を開けようとして無意識にあごを上げていたり、眉毛を持ち上げることで額のシワが目立つようになったりすることもあります。こうした症状や変化がみられる場合、その原因のひとつとして眼瞼下垂(がんけんかすい)が考えられます。
眼瞼下垂とは、上まぶたが通常より下がり、目が開けにくくなった状態です。眼瞼下垂には、生まれたときからみられる先天性眼瞼下垂と、加齢や病気などによって後から生じる後天性眼瞼下垂があります。
後天性眼瞼下垂では、上まぶたが下がることによって、
など、見え方だけでなく、自分自身の日常生活にも影響することがあります。後天性眼瞼下垂に対しては、その原因が身体の病気が原因である場合を除けば、手術が主な治療方法とされています。そこに、新たな選択肢として、点眼によって上まぶたを上げる「アップニーク®ミニ点眼液0.1%」が登場しました。

こんな症状があれば、先に脳・神経の病気を調べる必要があります
これらを伴う場合、脳卒中や脳動脈瘤など重篤な病気が隠れている可能性があります。点眼治療の前に、まず原因を確認することが大切です。
後天性眼瞼下垂の主な原因上まぶたは、主に眼瞼挙筋(がんけんきょきん)やミュラー筋という筋肉の働きによって持ち上げられています。その動きに制限がかかることで、まぶたが下がります。そのような後天性眼瞼下垂にはいくつかの原因・種類があります。
後天性眼瞼下垂の代表的なタイプ。まぶたを上げる筋肉そのものの力が弱くなっているというよりも、筋肉の力をまぶたへ伝える組織がゆるんだり、外れたりすることで、上まぶたが十分に持ち上がらなくなります。主な原因として、加齢、ハードコンタクトレンズの長期装用、眼科手術の既往などがあります。
重症筋無力症や動眼神経麻痺などでも、まぶたが下がることがあります。これらの疾患の場合、眼瞼下垂だけを治療するのではなく、原因となっている病気そのものの診断・治療が重要です。
けが、腫瘍、強い腫れなどによって、上まぶたが動きにくくなることがあります。この場合もけがの治療や腫瘍・炎症など、原因となっている病気の治療が基本になります。
加齢によって上まぶたの皮膚が大きくたるんだ場合や、顔面神経麻痺などによって眉毛の位置が下がった場合には、実際には上まぶたを上げる機能そのものに問題がなくても、眼瞼下垂のように見えることがあります。これを偽眼瞼下垂と呼びます。
このように「まぶたが下がっている」という症状だけでは原因を判断できないため、まず眼科で原因を確認することが大切です
後天性眼瞼下垂の治療
アップニーク®ミニ点眼液0.1%は、後天性眼瞼下垂の治療薬として承認された点眼薬で、有効成分はオキシメタゾリン塩酸塩です。この成分は、上まぶたを持ち上げる働きをするミュラー筋のα(アルファ)アドレナリン受容体に作用します。
その結果、ミュラー筋が収縮して、上まぶたが持ち上がります。つまり、手術によってまぶたの構造を変える治療とは異なり「点眼の効果のある間、ミュラー筋を収縮させることで上まぶたを上げる治療」となります。
国内の臨床試験では、後天性眼瞼下垂の患者さんを対象として効果が検討されました。まぶたの高さを評価する指標として、瞳孔の中心から上まぶたの縁までの距離であるMRD-1(上瞼縁角膜反射距離)が用いられています。
投与14日後、朝の点眼から2時間後のMRD-1の変化量は、
| アップニーク1日1回群 | +1.09mm |
| プラセボ群 | +0.50mm |
という結果から、アップニーク群で有意な改善が認められました。
ただし、効果の程度には個人差があります。また、眼瞼下垂そのものを根本的に治しているわけではありません。定期的にまぶたの位置や「まぶたが重い」「下がって見えにくい」といった症状を確認し、十分な効果がみられない場合には治療方法を再検討します。
成人では、1回1滴、1日1回だけ点眼します。
1回使い切りタイプの点眼薬で、防腐剤は含まれていません。1回使い切りですので、残った薬液は保存せず廃棄します。ほかの点眼薬も使用している場合には、少なくとも5分以上間隔をあけて点眼してください。
いいえ。どのような眼瞼下垂でも適応になるわけではありません。
アップニーク®ミニ点眼液の効能・効果は「後天性眼瞼下垂」ですが、眼瞼下垂にはさまざまな原因があります。脳卒中や脳動脈瘤などの脳・神経の病気、重症筋無力症などの全身疾患、まぶたの皮膚のたるみなどが原因となっている場合は、点眼治療ではなく、原因となっている病気の診断・治療を優先します。
特に、「最近、急に片方のまぶただけ下がった」などの場合は、点眼治療を始める前に原因をきちんと調べることが大切です。
アップニーク®ミニ点眼液の成分に対して、過去に過敏症を起こしたことがある方は使用できません。
有効成分オキシメタゾリンには血管などに作用する性質があります。心血管系疾患のある方では、血圧や脈拍数が変化し、症状が悪化する可能性があります。高血圧、心臓病などで治療中の方は、使用前に必ず医師へお知らせください。
閉塞隅角緑内障のある方では、急性閉塞隅角緑内障発作を起こす可能性があります。緑内障で治療中の方や、過去に「眼圧が高い」「隅角が狭い」と指摘されたことがある方は、事前にお知らせください。 当院では点眼薬を初めて処方する方には、必要な検査・診察を行います。その結果、閉塞隅角緑内障や隅角が狭い、もしくは前房が浅い方には、副反応を考慮して点眼を控えることがあります。
妊婦または妊娠している可能性のある方については、治療による利益が危険性を上回ると医師が判断した場合に使用します。授乳中の方には、治療の必要性と母乳栄養の利点を考慮し、授乳を継続するか中止するかを検討します。
小児を対象とした臨床試験は実施されていません。
アップニーク®ミニ点眼液によって、瞳孔が大きくなる「散瞳」が起こる可能性があります。散瞳すると、「まぶしい」「光がいつもより強く感じる」「ぼやけて見える」などの症状を感じることがあります。このような場合は、症状が回復するまで自動車や自転車の運転、機械の操作を避けてください。必要に応じてサングラスを使用し、強い太陽光などを直接見ないようにしましょう。
眼瞼下垂のあるまぶたに、腫れ、赤み、炎症などがある場合には、まずその症状を治療し、炎症が治まってからアップニーク®ミニ点眼液の使用を予定します。
臨床試験では、眼瞼そう痒感(まぶたのかゆみ)などが報告されています。点眼後に見え方の異常、強い充血、まぶたの異常、動悸など、気になる症状があらわれた場合には使用を続けず、眼科医へご相談ください。
小さなお子さんがいるご家庭では、誤飲を防ぐため、必ずお子さんの手の届かない場所に保管してください。
国内臨床試験では6カ月間の投与が行われています。一方、6カ月を超えて使用した場合の有効性と安全性については、十分に検討されていません。そのため、「一度処方されたらずっと点眼を続ける」のではなく、定期的に眼科を受診して、所見、症状の改善がみられるかを確認し、その評価が必要です。
後天性眼瞼下垂の治療には、大きく分けて薬物治療と手術治療があります。アップニーク®ミニ点眼液は、点眼によってミュラー筋を収縮させ、一時的に、上まぶたを持ち上げる治療です。一方、腱膜性眼瞼下垂などでは、ゆるんだり外れたりした組織を手術によって修復する治療が適している場合があります。したがって、「点眼薬がよいか、手術がよいか」とは異なり、「眼瞼下垂の原因と程度に対して、どの治療が適しているか」を考えて実施すること。これが大切です。また、重症筋無力症、動眼神経麻痺、脳血管疾患など別の病気が原因の場合には、その病気の治療が優先されます。
眼瞼下垂は、単に加齢によって起こるとは限りません。様々な重篤な疾患の症状のひとつかもしれません。該当する症状がないか、ページ冒頭の注意事項もあわせてご確認ください。
アップニーク®ミニ点眼液は、後天性眼瞼下垂に対する新しい治療の選択肢ですが、まず眼瞼下垂の原因を正しく診断したうえで使用することが重要です。
当院では、まぶたの位置や動き、瞳孔、眼球運動などを確認し、必要に応じて原因を調べたうえで、手術治療・点眼治療・原因疾患の治療などから適切な方法を選択します。
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| 効能・効果 | 後天性眼瞼下垂 |
| 有効成分 | オキシメタゾリン塩酸塩 |
| 作用 | ミュラー筋のαアドレナリン受容体に作用して筋肉を収縮させ、上まぶたを持ち上げます。 |
| 用法・用量 | 成人:1回1滴、1日1回 |
| 使用できない方 | 本剤の成分に対して過敏症の既往がある方 |
| 特に注意が必要な方 | 心血管系疾患、閉塞隅角緑内障のある方、隅角の狭い方、妊娠・授乳中の方など |
| 注意すべきこと | 散瞳が起きた場合は自動車・自転車の運転などを避けます。6カ月を超える使用については、有効性・安全性が検討されていません。 |
| 保険について | アップニーク®ミニ点眼液0.1%は薬価基準未収載であり、保険給付の対象ではありません。 |
※治療の適応や効果には個人差があります。眼瞼下垂の原因によっては、点眼治療よりも原因疾患の治療や手術が優先されることがあります。必ず眼科医の診察を受け、指示に従って使用してください。
費用・詳細| 項目 | 詳細 | 費用(税込) |
|---|---|---|
| 診察・検査費用 | 眼瞼下垂の診断・点眼可否の確認 | 500円 |
| 点眼薬費用 | アップニークミニ点眼液【お試し1本】 | 300円 |
| アップニークミニ点眼液【10本10日分】 | 1,900円 | |
| アップニークミニ点眼液【30本30日分】 | 4,700円 |
※薬剤の仕入れ価格や流通状況等により、価格は変更となる場合があります。