ドライアイ

ドライアイ

ドライアイはその名の通り「目が乾く」病気と言えます。ただし、ドライアイは大きく分けて二つのタイプがあります。ひとつは「涙の量が少ない」というもの。涙の分泌が減ることにより、目の表面が乾燥して様々な症状を感じます。もうひとつは「涙の質がかわる」という状態。涙の働きが低下して、黒目(角膜)や白目(結膜)にうるおいを与える涙が不十分、不安定になり、均一にその表面を覆えなくなって、様々な症状を引き起こすことになります。

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ドライアイの症状は?

「目が乾く」「目がしょぼしょぼゴロゴロする」「目が痛い」「まぶしく感じる」「涙がでない」「いつも涙がよく出て困る」「目が重い」「目がかすむ」「目が疲れる」「視力が落ちた気がする」「目が充血する」などいくつか感じたことはありませんか? ドライアイでは様々な症状を自覚します。 目が乾燥すると、黒目の表面に細かい傷がつきやすくなります。例えば大理石の上に水がはっているとツルツルとして滑りやすく感じますが、大理石の表面に水がなくなると、とたんに滑りが悪くなり石の表面に傷がつくこともあります。これと同じことが目でも起きていると想像してください。

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「三つのコン」とは?

ドライアイになりやすい、ドライアイの症状が強くなる引き金として注目されるのが「三つのコン」。すなわち「パソコン」「エアコン」「コンタクトレンズ」です。
パソコンやゲームなど、長時間にわたって画面をみているとまばたきの回数が減り、目のうるおいが十分でなくなることがあります。これによって、目が乾燥しドライアイの症状がでてきます。
エアコンをつけていると、湿度の低下や、直接エアコンの風があたって涙の蒸発がうながされ、目が乾燥しやすくなります。飛行機のなかも湿度が低くなるため、ドライアイの人にとっては症状が強くなることも。 コンタクトレンズを装用しているときは、黒目の表面に広がる涙にコンタクトレンズが浮かんだ状態となっています。ソフトコンタクトレンズを使用している場合、コンタクトレンズの表面を覆う涙の量が少なくなること、さらに上の瞼の裏側とコンタクトレンズの間に摩擦が起こることなどが次第にわかってきました。このことからドライアイ患者では、コンタクトレンズを装用開始後、時間経過とともに乾燥感などその症状が強くなると考えられています。

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どのような検査でわかりますか?

大きく分けて次のような点眼薬があります。

■人工涙液

涙液に近い成分の点眼薬で、少ない涙液を補充する役割があります。

■ヒアルロン酸ナトリウム

水分を保つ作用や、黒目(角膜)や白目(結膜)の傷の補修をうながす力があり、表面の細かなざらつきを取る目薬です。

■ジクアホソルナトリウムやレバミピド

涙液の成分には水分のほかにわずかな油分やムチンと呼ばれる物質が含まれています。このムチンが「涙の質」を保つために重要な役割を持つことが最近の研究でわかってきました。このムチンや水分を分泌させる作用がジクアホソルナトリウムやレバミピドにはあります。 これらの様々な目薬の使い分けや組み合わせによって、ドライアイの治療を行います。しかし、点眼薬でも症状の改善が進まないケースでは、涙の排水口である涙小点を閉鎖して目に涙をためる役割をはたす「涙点プラグ」を使用することもあります。
ドライアイの治療には根気が必要。症状が改善しても黒目のざらつきが残っていることもあります。眼科の定期検診は欠かせないほか、「三つのコン」から日々の生活で改善できること、すなわち、長時間のパソコンを控える、エアコンの風に直接あたらない、コンタクトレンズの十分なケアに加えて長い時間の装用を避けるなど、症状をやわらげる取り組みを心がけましょう。

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